「鮮魚・食事処 山正」(沼津)

私とスロの師匠とポンチャイ君。よくよく考えるとこの3人で食事をするというのは非常に難しい。師匠はマンガ「美味しんぼ」に出てくる海原雄山のような食生活をしており、その弟も山岡士郎のような性格をしているというグルメ兄弟の兄の方である。

そしてポンチャイ君は漁港の近くに住んでおり、モノの値段云々ではなく、新鮮な魚介が手に入りやすい…というより、なんなら海にそのまんま調達しにいくという環境で生活している。その2人と海鮮系の食事をしようというのは、よくよく考えれば無謀なことである。


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沼津と言えば山正、ということで噂に聞こえた名店。店の雰囲気もいいし、店員の女性も皆、感じが良い。通された部屋もキレイで友人同士が落ち着いて飲み食いするならこれ以上の環境はないだろう…が、2人に料理の感想を聞いたところ、まず師匠は

「なんつーか、まあいいモノはみんな、築地とかに集まっちゃうんだろうな…」とのこと。良いものを安く出すお店よりも、値段に糸目は付けないが最高のものを出す店の方が雄山ぽいセレクトなんで、まあそうでしょうね。続いてポンチャイ君。

「ん?ナニ?」…まあ、彼にとって安くて旨い海鮮など当たり前なのである。いや、困ったぞ。この流れで言うとオレはホメると思うでしょ?実はそんなことはないのである。雰囲気が良くて安くていいものを出そうとしている誠実さは感じる。感じるんだけども、

ネットの噂で集まった観光客が20組以上の行列。私達以降のお客さんは「昼の部終了」で受け付けすらできなかった。そして名物の山正丼は早々に売り切れ。私はアジの干物の定食(干物と醤油干しが各々1枚)を頼んだのだが、醤油干しも終わっちゃったようで丁寧に「単品のアジの干物とご飯セットでどうでしょうか?」と提案された。

私個人の意見ではあるが、安くていいものを、という気持ちは良いが、メニューを維持するというのも企業努力だと思う。どれだけの飲食店がその為に食材を仕入れ、売れない時は捨ててることだろう。行列?求める人に応える為に2号店でも3号店でも作るのが企業の責務だと思う。態度は丁寧でも、炎天下の中で行列を作らせてる時点で横柄だと思う。

店の前に冷たい緑茶の入ったクーラーBOXがあり(気が行き届いてるな)と一瞬思ったが、その中身がカラ。2枚ある定食のメニューの1つが品切れなら、干物を2枚にするか、他の干物を代わりにしてセットのまま提案するのがこちらとしては違和感がない。単品で2つ頼んで、ご飯セットにしたら単価が高くなっちゃうでしょ?

受けたメニューが材料が無くて提供できないなら、プラスαの提案が庶民相手の商売には必要なのよ。ということで、ブルジョアと地元民と庶民。いずれも「ふーん」って感じでしたね。惜しい。

観光客が消え去れば、地元でゆったりと愛されるお店なんでしょうね。そう思いますよ。











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