「ダイヤルMを廻せ!」 (1954)

池袋の新文芸座でヒッチコック映画のリバイバル上映。令和一発目の劇場鑑賞は懐かしのヒッチコック映画の鑑賞と相成った。この映画を初めて映画館で観たのは銀座のシネパトスだったか。もう昭和の話だよ、全く。

色々お話したいことは多い映画だが、特筆すべきはやはりグレース・ケリーですわね。彼女の美しさったら。でもストーリーは今ブームの不倫でございます。夫を持ちながらも不倫に走る女性をグレース・ケリーが演じており、

今の時代だったら (うーん…)感が出ちゃうのか、はたまた女性層からの (わかるわかる!)感で盛り上がるのか、そのヘンはちょっと想像がつかないが、奥さんを殺そうとする旦那さんを応援したくなる気持ちもなくもない。

実際、観客をヨメさんの立場にさせたりダンナの立場にさせたりでドキドキさせるヒッチコック監督の演出が素晴らしい。推理小説作家はロバート・カミングスといって「逃走迷路」で主役だった人だが、まあ、気取っているけど間男なわけで (どの面下げて)感も上手く出ていると思う。

コロンボや古畑任三郎の元祖のような映画だが、舞台的な演出とカギにグーっと寄っていく映画的なカメラワークなど、観るものの興味をつきさせない。惜しむらくはやはりフィルムの状態が悪く、例えばブルーレイとかAmazonの配信とかで観た方がやっぱりキレイなんじゃないか、という点。

ちなみにAmazonはHD画質の配信なんで、環境が整ってるなら確実に自宅の方がキレイなんだけど、いや、やっぱりヒッチコック映画は多くの人たちとスクリーンを共有するってことが楽しさのひとつだったりするよね。

多分、今回の池袋の新文芸座という劇場に、私の大学時代の友人も来てた気がするんだよね。シャイなもんで話かけなかったけど。そういえば彼も当時から映画マニアだったよな。20年以上経ってもお互いに流石ってね。

まあシャイってより、「ダイヤルMを廻せ!」は大学の先輩後輩の関係で弱みを握られるし、同時上映の「見知らぬ乗客」では列車に乗り合わせた男との縁でトンでもない話になるので、彼もこんなところで古い知り合いに会うのもおっかないんじゃないかな、なんて思って声をかけるのは遠慮しておきました。ハハハ。







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