『疑惑』(1925)

映画でもドラマでも同じようなタイトルの作品が多く、江戸川乱歩の「疑惑」ってどんな話だっけな?と思う人も多いと思う。そもそもメジャーな作品じゃないから何ですかそれ?の人の方が多いと思うが、日を追うごとに主人公の話が転々としたり、家族に対する疑惑が深まってくるという乱歩の筆力がひしひしと伝わってくる作品である。

主人公と友人の会話で成り立っている作品。主人公のヒドイ父親が何者かに殺害された。主人公は父親の死自体は悲しんでいないが、その犯人が家族の中の誰かだったらどうしよう、と悩むのである。日を追うごとに深まる家族への疑惑。兄?妹?母?互いが互いに疑い、監視しているような状況を苦しみ、友人に吐露するのである。

オチとしては家族の皆さん、疑ってごめんちゃい。いや~家族ってホントいいものですね、という話。初めて読んだのが小学校5年生ぐらいだったのだが、その時のオチの衝撃は凄かったのを覚えている。けども(あれ?何という題名だっけな?)と忘れてしまいがちな作品でもあるので、やっぱりインパクトのあるタイトルって重要ですな。

「芋虫」「蟲」「陰獣」「人間椅子」…内容もタイトルも忘れようもないもんね。









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