『満島ひかり×江戸川乱歩』

犬神家だったり江戸川乱歩だったり忙しいことだとお思いでしょうが、これだから年末は大好きだよ。今回はNHKのBSプレミアで『満島ひかり×江戸川乱歩』というスペシャルドラマを放送。満島ひかり。フォルダー5の頃は全然知らないけど女優になってからはいい女優さんだよね。

って江戸川乱歩の作品にこんなにバンバンでて、もう朝ドラのヒロインは狙ってないべ?ハハハ。全然その方がいいけどね。今回は短編3つだけど、非常に良かったね。NHKのヤル気のようなものも感じましたし。



■『お勢登場』

風変りなタイトルだけどね、これは後に明智小五郎のライバルとして登場させたいという表れだったとのこと。でもまあ、しなくて良かったんじゃないかなあ。その方が悪女モノとしての余韻が残るし、その方が怖いよね。

完全犯罪モノなんだけどね。病弱な資産家の夫が子供とかくれんぼして長持の中に入ってうっかり閉じ込められてしまう。事故なんだけどね、それをお勢が発見して(あー助かった)と思いきや、またバタンとしめちゃうわけ。

お勢は浮気しててね、夫は邪魔だし死ねば遺産が入るし。でもまあ、殺すまでは考えてないんだけど、一度開けた長持を殺意を持ってバタンと閉めてね、もうそうなると開けられないでしょ。ダンナには殺意が伝わってしまったんだから。案の定、ダンナが死んだあと長持を開けてみたら裏側に血まみれの字で「オセイ」って。

「あの人ったらそんなに私のことを…」なんて警察や周りは誤魔化すんだけど、ダイイングメッセージというより(あー助かった)からの絶望だから、これはダンナの恐怖や恨みを考えるのも怖いよね。ね、これは続編がなくて良いでしょ?今回の映像も、ちょっと奇をてらってるところもあるけど、よく出来てました。



■『算盤が恋を語る話』



これは暗号モノでね、お笑いコンビのハライチの岩井勇気がいい味だしてる。物語の構成上、これは満島ひかりじゃなくとも成り立ったかな?ほとんど男の方の主人公の心の中で完結する話だから。私が最初に読んだのは小学生の頃でね、「ユキマス」というのは少し怖い感じもしたのを覚えてるけど、

今になってみれば何てまどろっこしくて、何て偶然に頼りすぎのオチなんだと思うよね。宝くじの高額当選よりも凄い偶然なんじゃないかな。で、そんな偶然が起こるなら普通、神に背中を押されてると思ってグイグイいくべ。

まあそれが出来ないから内気な主人公ってことなんだな。でも、ここのS子ってのはビッチじゃない方が絶対いい。原作版はS子は無邪気に家族との団らんを楽しんでるだろう、でしめてるから後味が良かったけど、今回は職場の上司である島田久作と抱き合ってたね。これは不要かな。



■『人でなしの恋』



出たー!オリエント工業!ハハハ。江戸川乱歩もオリエント工業もマニアックだわね。今回はキレイで怖くて、テンポも良かったね。娘時代の無邪気さと、暗闇で狂気の姿を見せる時と、それを第三者に語りかける時の満島ひかりの演技の分け方が良かった…っつーか怖いね。

特に暗闇と、最後に語りかけてる時に身体をズラすと背後にバン!って、オイ!怖いよ!って一生懸命書いてるけど、映画でもDVD作品でもないから、録画した人でないと観るチャンスがないんだよな…。













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