「三度目の殺人」 (2017)

先日の日本アカデミー賞(主演以外)総ナメという「三度目の殺人」。評判が良いと文句を言いたくなる天邪鬼な私がどういう印象を持つか、というところなのだが、やっぱり天邪鬼なのかな?と自分で首を捻る展開です。

まあ冒頭から途中までにかけて2時間サスペンスとは段違いの重厚感とか演出で引き込まれていくのは流石なんだけど、浦沢直樹のマンガみたいに、風呂敷広げっぱなしで後でチャンと回収しないパターンじゃないか、と

物語よりも、ソッチの方が気になってしまう私。役所広司のキャラがミステリアス過ぎて、福山雅治や吉田鋼太郎でなくとも、???な感じになっちゃう。これ、最終的に単なる不思議ちゃんじゃなく、チャンと落ち着くんだろうな、と、物語に没頭するのではなく、余計な心配をさせられてしまう。

まあ案の定、話はぼやーっと終わる。答えはあなた方の心の中にあります系の終わり方だ。あーもう、そういう感じになるんだったらまだ2時間サスペンス(通称2サス)の方が潔くて楽しいよ。何でカンヌとか日本アカデミー賞で受けたの、この映画?個人的には、大して良くなかった。

役所広司がチャンとし過ぎててね。態度とか話し方とかがね。演出としてはワザとなんだろうけど、危ない人感がまるでない。最後の方に色々と殺す(?)に至った理由付けとか出てくるんだけど、こういうチャンとした人なら殺す以外に他に方法が色々あんだろ?って思っちゃうんだよね。

広瀬すず。いいよねー。でも全くこの映画では魅力が活かされてないと思った。福山雅治。福山はカッコいい役だけやってればいいと思うんだけどね。イヤミじゃなくってさ。ガリレオシリーズ大好きだもん。浮世離れした男前ってのが似合うんじゃないかな。娘の事で苦悩する現実主義の弁護士なんて似合わないかな。

タイトルがまた…。タイトルだからネタバレってことはないと思うけど、(あーメンドくせー)って感じで裁判が進むのね。特に裁判官がそういう感じなの。途中で福山もやる気だしちゃって、それがどんどん役所広司を死刑に導いちゃって、そういう真実を蔑ろにした司法制度による死刑を「殺人」って言いたいんだろうけど、

天邪鬼だからそういうのもあざといと思っちゃうんだよね。逆に私に映画を楽しむ能力がないんじゃないか、って不安とかサスペンスが募る映画でした。おいおい、もっと楽しませてくれよーって話。








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