「ロスト・ハイウェイ」 (1997)

デヴィッド・リンチ監督の「ロスト・ハイウェイ」のあらすじを書こうとするとそれがネタバレになるというステキな映画です。でも、やれ「ミスト」とか、やれブルース・ウィリスが実は死んでたって話の映画とか、そういうオチではなく、そもそも全体的に(え?何?)って感じのシュールな映画なので是非、まず、観て頂きたい。





観た?観てない人はここから先、ごめんなさいよ。この映画、色々解釈はあると思うけど、あらすじを言うと「自分の奥さんを殺してしまって心が病んでる男が、死刑を前にして自分を正当化しようとして妄想する話」って感じ?

現実と妄想の境目を観てる最中に自分なりに線引きする楽しさね。ビル・プルマンが奥さん殺して警察に拘留されるまでが現実。若者に憑依した後に起こる裏社会的に引き込まれる的な話が妄想の世界って線引き。

自分のヨメさんにそっくりな美女に、若者が心を奪われるがその美女はおっかないオジサンの愛人。おっかないオジサンはイヤらしいビデオを撮って美女を脅迫してたり、犯罪的な儀式に女性を引きずり込んでいる。

自分の性的な不甲斐なさが原因でヨメは怪しい世界に足を踏み入れてしまったが、そこから抜け出せずにヨメは自分の人生を奪った裏の世界の住人に復讐を望んでいる。他の男性に身体を許しているヨメを思わず嫉妬のあまり殺してしまったが、そのヨメの無念を晴らすべく、悪に対して鉄槌を下しに行く…

という妄想を、死刑執行の電気椅子に座ってる時にみてるのではないか、と思ってみると面白いかな。死ぬ前の走馬燈のようなもんで。ビル・プルマンが頭を抱えてああああああーっ!ってシーンは電気ショックを受けてるって説があって、あ、そうかもなって思う。

日本だって今や昼顔やら芸能人のゴシップやらなんやらで不倫天国なわけで。自分の奥さんがどこぞの馬の骨と浮気してて、カッとなって殺したとして、だったら相手はメチャクチャ悪いヤツで実はヨメさんも復讐を望んでて、自分が姿を変えて復讐しに行くとか、いや、そもそも悪いヤツを殺した罪でオレはここにいるんじゃないの?と

完全に混乱している男とその男の頭の中を描いた映画ではないか。そういう説明が全くない映画だから、観てるコッチ側で色々と観てる最中とか、観た後で考えるのが楽しいのです。









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