「仁義なき戦い 広島死闘篇」 (1973)

まあ知ってる人も多い邦画の名シリーズ。第二弾はほとんどスピンオフにしてシリーズ最高傑作として名高い「広島死闘篇」。主人公は菅原文太でなく、ほとんど北大路欣也である。私もこの映画は傑作だと思う。

ゴッドファーザーがイタリアマフィアを描いた格調高い奇跡の洋画だとすれば、この映画は組織に翻弄される若者たちの悲哀を荒々しく描いた邦画の奇跡である。二代目スターの北大路欣也のワガママで千葉真一の役と交換になったことはウィキペディアにも書いてあるが、そのいずれのキャラクターが良い。

千葉真一の大友勝利は、バットマンで言うジョーカー的な悪役。本人の役作りもあったと思うが、おいしい役どころこの上ない。セリフも最高。北大路欣也のじっくりと腰を落とし慎重に冷静に相手を仕留めようとする姿勢と好対照。思いつくまま自らの思うように動く千葉ちゃんの姿が出てくると映画的にワクワクする。

成田三樹夫もいいね。何でこの人、ヤクザやってんだろ?って感じの物静かさとか分別とか。文太と違って不器用でなくて調整能力もありそうなところとかね。あと梶芽衣子。実にいい。表情とか声とか、実にいいよね。

Google検索すると、目の覚めるような美しい白黒写真が載っててね。(何これ、ほとんど柴咲コウじゃん!)って思うぐらいだけど、いや、Googleに乗ってる写真はホントに柴咲コウなんだわ。ハハハ。これはチャンと直してもらうとして、普通に梶芽衣子も美しいですね。

シリーズ通しての主人公の菅原文太の出番はほとんどないんだけど、まあ舎弟の前田吟が野良犬を捕まえてねって話。まああんまり笑えないギャグが印象深いぐらいかな?って北大路欣也も時を経て、CMで犬のお父さんになるとはこの頃は夢にも思わなかったと思うけど、この映画の真の主役として印象に残る名演でした。

文太に食われなくて良かったね。ハハハ。





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